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マフラーの歴史

ナナハン純正マフラーの歴史

そもそもなぜ4本出しマフラー?

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当時のホンダGPマシンの代名詞であった4気筒・4キャブ・4マフラーを基調とし、世界グランプリで培った多気筒技術をイメージさせ、一目で4気筒と分かる4本マフラーが採用されたと言われています。

無番マフラーについて

純正4本出しマフラーの歴史

純正マフラーと言ってもナナハンの純正マフラーには歴史があります。まずはK0初期に装着されていた通称「無番」と呼ばれている、部品番号が振られていない時代のマフラーから始まります。

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しかし各部品に部品番号を振らないといけなくなり、その際に「HM300」と刻印の入ったマフラーになりました。HM300は3の数字が角ばっている通称「角3」と呼ばれるマフラーに始まり、その後、3の数字が丸い通称「丸3」と呼ばれるマフラーへと変わっていきます。

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角3

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丸3

HM300はK0~K1まで採用されました。後に補修部品としてHM300は再び生産されており、そのマフラーには「USA CANADA CAUTION」と記載があるため通称「カナダコーション」と呼ばれています。

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カナダコーションの注意書き

K2以降から、マフラーは「HM341」へと変わっていきました。HM341は騒音対策の為、HM300と違いディフューザーパイプが蓋だけになっています。

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HM300のディフューザーパイプ

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HM341のディフューザーパイプ

このように、純正マフラーだけでもいくつかの種類がありますが闇矢屋では「無番」マフラーを復刻し販売しております。

無番マフラーの種類

無番マフラーには、初期型と後期型の2種類があります。初期型は ※1レンコンのように無数の穴が開いたバッフルが装着されているので、通称”レンコンマフラー”と呼ばれるようになりました。後期型はHM300と比べてバッフルの芯が太かったので、通称”太芯マフラー”と呼ばれるようになりました。

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※1  レンコンマフラーに装着されているバッフル

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HM300

太芯

HM300と太芯の比較

レンコンマフラーと太芯マフラーの違い

マフラーの先端には排気ガスが通過する金属の管”バッフル”と”ディフューザーパイプ”が装着されています。この2つのパーツの装着方法がレンコンマフラーと太芯マフラーの大きな違いです。レンコンマフラーは、バッフルにディフューザーパイプをはめ込みマフラーの先端へ装着しています。一方太芯マフラーは、バッフルがマフラー内に溶接され一体型になっている為、 ※3  グラスウールが付けられたディフューザーパイプのみが装着されます。

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※3

このような構造に変化した背景

当時のレンコンマフラーのバッフルは、ボルト1本で装着されていましたが、そのボルトが走行中の振動で緩み、バッフルが抜けてしまう危険性があるという問題がでてきました。その解決策として、バッフルをマフラー内へ溶接した”太芯マフラー”が誕生しました。

闇矢屋製作のこだわり

①当時のディティールを完全復刻

 

現代の技術では綺麗に加工できるような部分も敢えて当時の技術で製造したような見た目をそのまま再現しております。

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※4

※4  闇矢屋を開業後、「ゴジラの背中」と呼んでいることを耳にしたことがあります。ニックネームが付くほど印象的で特徴的な部分なのです。

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※4  写真は当時物です。

※5 水抜き穴の面もならさず、当時物をそのまま再現しております。

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※5  写真は当時物です。

②二重構造

 

※6 当時物は二重構造で製作されております。

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そのような些細な部分も弊社は復刻品として、再現しております。二重構造の目的はいくつかあると思いますが、代表的な効果としては、焼き付き防止になると考えられます。製造工程が1つ増えるため手間暇かかっておりますが、完全復刻に二重構造は欠かせません。このようなところも復刻のこだわりです。

③幅広い型式へ対応可能なマフラーへ

 

当時物のマフラーはオイルフィルターとの隙間が少なく取り外しの際は必ずといってよいほど干渉してしまいます。弊社のマフラーは他パーツの取り外しも想定し角度を微調整し製造しております。

そのためオイルフィルターの取り外しの際は干渉しません。また、無番マフラーの走行音やディティールを楽しんでもらいたいという思いからK0-K6まで幅広い型式の方へ対応できるよう試行錯誤を繰り返し実現致しました。ぜひ弊社の無番マフラーを堪能して頂きたいです。

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