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クラッチについて

クラッチとは…

「動力伝達装置」で、エンジンで発生した動力をミッション(ギア)に伝えたり、切り離したりする装置です。より詳しく言うと、

  • エンジンの回転をスムーズにギアへ伝える

  • 停車時や発進時に動力を一時的に切り離す

  • シフトチェンジ時にショックを抑えてスムーズな加速を実現

といった役割を担っています。

バイクの動力伝達をコントロールするためには"欠かせない存在"なのです。

クラッチの仕組み

純正4本出しマフラーの歴史

クラッチは大きく分けて、 『クラッチレバー』 『スプリング』 『クラッチプレート』『フリクションディスク』で構成されています。

クラッチレバーを握ることでスプリングが押され、縮みます。

するとプレートやディスクが離れて動力が切れます。この状態がいわゆるニュートラルです。反対にレバーを離すとスプリングが元の状態に戻り、プレートやディスクがくっついて動力がギアへ伝わる仕組みになっています。

闇矢屋のクラッチキット

闇矢屋では、3種類のクラッチキットを販売しております。それぞれ違いを簡単にではありますが、ご紹介させていただきます!

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フリクションディスクの溝は純正と同じく斜めに入っており、スプリングも純正タイプとなっております。

どのクラッチにするかお悩みの方にはまずこちらをお勧めしております。

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名前から軽いクラッチを想像される方が多いのですが、決して軽くなるわけではなく、ニュートラルに入りづらい問題を解消すべく試行錯誤を繰り返し作られた商品です。

フリクションディスクの溝が縦に入っており、数も多くなっています。

これは溝を増やすことでオイルの浸透をよくし、ディスク同士が離れやすくするためです。

スプリングは純正タイプとなっております。ニュートラルに入りづらいとお悩みの方に是非一度お試ししていただきたいクラッチとなります。

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フリクションディスクの溝は純正と同じく斜めに入っていますが、スプリングの長さが純正タイプよりも長めになっています。

速度を上げて走る車両には遠心力が強くかかるため、"クラッチが滑る"という現象が起きる場合があります。

その際の遠心力をできるだけ抑えるために、スプリングを長くし強度をあげているのです。エンジンボアアップなどのカスタムをされている方へお勧めしております。

ちなみに…

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闇矢屋で販売しているクラッチキット内のプレートには6枚中、2枚に "ドット" が入っています。これはプレート同士を離れやすくするための工夫です。

プレートを入れる順番も、オイルが行きとどきにくい中心(3.4番目)に入れることを推奨しています。

最後に

簡単ではありましたが、今回はクラッチについて紹介させていただきました。

クラッチはバイクの動力伝達において重要な役割を担っており、適切な操作とメンテナンスが走行性能と安全性に影響します。内部構造の仕組みを少しでも知識として身に着つけておくと適切な操作へと繋がるかと思います。

また、クラッチプレートやフリクションディスクは消耗品です。今一度クラッチの点検を行っていただき、交換の際には是非このコラムを参考にしてご自身の車両に合ったクラッチを購入していただければと思います。

© Motor Cycle YAMIYA.

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